兄妹みんなで助け合って介護するのはあたりまえではない?
次女が兄弟で遠距離介護をする。
長女より遠方だったり、親が次女を頼ったりしたとき、長女や長男 ではなく次女が親の介護をするということもあります。
兄弟がいたら介護は楽になるかな・・・とも思いますが実際はそうでもなく・・・
私、介護の経験は15年以上になりますが兄弟がたとえ10人いたとしても 主に介護をする人は大体一人に決まってきます。
いろんな理由で介護をしない
お金も出さない顔も見せない
そんな方も結構いました。
もちろんしたくてもできない方もいるのですが、
いろんな理由をつけて介護をしたくないっていう方もたくさんいて、関わってもらうように根気よく声かけをすることも度々ありました。
次女のあなたが一人きりで介護をしないために、兄弟を介護に巻き込むには何をしたらいいのでしょうか?
一人きりで親の 介護をしない介護で兄弟関係を悪化させない
そのためにできることを考えていきましょう。
大切なのは役割分担。誰がまとめ役になるか決める
介護に対するスタンスっていうのは人それぞれ違います。
誰しも自分自身が責任を取りたくないという気持ちを持っているということをまず念頭に置いときましょう。
たとえ兄弟と言っても、住んでいる場所も違えば収入も違います。
職業や勤務時間も家族の有無も皆違います。
そうなるとできることも違ってきます。
できることとできないことをしっかり見極めて、その上でできる役割を分担していければ理想だと思います。
また、兄弟仲が悪い場合、相談自体ができないことも考えられます。
相談を拒否する、声をかけても無視する、そんなことがあったら
ケアマネージャーなど第三者を入れて相談してもいいかもしれません。
何はともあれ報告・連絡・相談が大切
遠距離で介護をしていると、普段の家の状況がなかなかわからないものです。
それは兄弟も同じこと。
そんな時にこまめに報告や連絡を相談をしておくとお互いに助かります。
兄弟間で親の接し方に温度差があることもある場合、
自分以外の兄弟が何をしているのかどのように親に接しているのか
ちょっとした気がかりを相談したりしておくと自分も安心できるし
他の兄弟のやり方をチェックしたりすることもできるので
距離感を持って、状況確認をするといいと思います。
離れて暮らしている兄弟と連絡を何年もとっていない。
そんな場合でも、親の介護をきっかけに連絡をとることもあると思います。
介護をきっかけに兄弟仲が復活したり良くなったり
逆に悪くなるきっかけにもなります。
同じ兄弟でも、親への接し方、介護に対する考え方は皆違います。
時には、親に対してびっくりするような態度をとる兄弟もいるかもしれませんが
ダメなことはダメ、嫌なことは嫌、こうして欲しいとの要望もうまく伝えつつ
分かり合えないことを前提に、適度な距離感をもって話し合うといいかもしれません 。
口だけ出してくる兄弟の意見は聞かないと決める
時には何かと口を出してくるけれども自分は顔も出さない介護もしないそんな兄弟もいると思います
色々と思うところあるかもしれませんがそういった方は何もしてくれません。
何もしない人ほど、無責任に色々と言いたいことを言って何かあったらスルーする。そんなケースは何度もありました。
要するにそういうタイプは介護は何もしないっていうことです。だからあてにしないほうがいいですね 。
本来なら、報告・連絡・相談を兄弟間で取るべきではありますが
こういった人には報告をすることで、逆に介護に関わる家族のストレスになるので距離をかなり開けて接するといいと思います。
こういう人は本当に必要な時だけ必要なことを言うだけにしたほうがいいですよ。
時には無理せず交代しよう
兄弟が積極的に介護に関わってくれる場合のメリットは交代ができる ことです
主に介護する人はだいたい一人に決まってきがちですが、ずっと一人でするのは負担が大きいです。
ちょっと休みたい時・体調が悪くて介護できない時、そんな時に代わってくれる人が必ず一人いることはとても心強いです 。
介護で長期間自宅を開けないといけない場合もあると思います。
親の介護であっても長期間不在するにすることで家族関係が悪くなるということもあります。
時々交代してくれる人がいることで 体を休めるだけでなく、家族 サービスもできて 自分自身の家族との関係も良好に保つことができると思います。
介護をきっかけに介護をする娘の家族関係が悪化することは割とよくあります。
兄弟がいる場合、出来る限り交代をしてあげるのが良心ではないでしょうか。
お金だけの援助で気をつけたいこと
兄弟間で親の介護をする場合、
例えば親を施設に入れて利用料金を兄弟でわる、もしくは足りない文を兄弟でで出し合うと言ったこともあると思います。
兄弟がお金だけの援助をする場合気をつけたいのが介護度が変わった場合です。
介護度が変わって、介護にかかるお金は上がっているのに、兄弟が援助する金額はずっと変わらないなんてこともあります。
介護はずっと同じ状況が続くということはないです。基本どんどん状況は悪くなることがほとんどです。
そうなると介護にかかる費用も上がってきますが、負担は変わらないまま。
そうならないように、介護度が上がったタイミングや入院するタイミング、
施設へ入所するタイミングなど都度のタイミングで兄弟間での金銭負担の額を変更することをお勧めします。
時には、今以上の負担が出来ないなんてこともあるかもしれませんが兄弟間の介護で大切なのが報告・連絡・相談。
状況が変われば相談する・出来る限り事前に相談を行うということが、兄弟間での金銭トラブルを避ける一つの方法になります 。
もう一つ心配なのが兄弟が親の金を使い込むことです
親と同居している家族が親の年金を使い込むことはよくあります。
また親に子が援助したお金を兄弟が使い込むなんてこともあります。
こういった場合には 成年後見人を利用すると財産管理等をお任せすることもできます。
親に認知症もなく元気な場合は年金が入った場合はきちんと記帳し金額を確認してもらう
兄弟に通帳やキャッシュカード暗証番号などがわからないようにする、
こういった対応をとるともし勝手に引き出されてしまったとしても、いつ使ったかどのくらい使ったか分かるので気をつけておくと良いでしょう。
金銭管理は家族間であっても一番難しいところなので
親が元気なら、親も含めて兄弟間で話し合いをしておくといいですね 。
次女が兄弟で遠距離介護はできるけれど家族関係で介護負担は変わる
次女が兄弟で遠距離介護をすることは可能です
ですが兄弟間で介護に対する温度差やできる援助が様々なので兄弟間でしっかり話し合っておくことが大切になってきます
一つ言えることは口も出さないでも出さない金も出さない
そんな兄弟には何も期待しないということです
兄弟であってもトラブルが起こることがあります。
適度な距離を取りつつ、良好な関係を築くことがまず最初の一歩になると思います。