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【認知症介護のコツ】床からの立ち上がりを楽にできる方法(グッズもご紹介!)

床からの立ち上がりはとても大変!楽にできる方法はある?

床または畳に座った状態から立ち上がる動作は高齢者にとって大変難しい動作です。

 

日常、何回も立ったり座ったりする動作を繰り返すと思いますが、一度座ってしまうとなかなか立ち上がれなくなることは高齢者にとってよくあることだと言えます。

 

また、立ち上がりがうまくできなくなってくると、転倒する危険性も増えてきます。怪我で入院となると認知症の悪化も心配になるあのが高齢者の方だと思います。

 

ここでは、床または畳に座った状態から楽に立ち上がる方法と、立ち上がりが楽になるクッズをご紹介していきます。

 

どうして床からの立ち上がりが難しくなるの?

高齢による筋力低下

 

高齢になると筋力が低下してくるため、足の筋肉や腕の筋肉が衰えて、自分の体を支える力がそもそも弱くなります。それが進むことでサルコペニアや廃用症候群にかかる恐れがあります。

症状が進むことで徐々に動作ができなくなっていき、寝たきりになることも心配されます。

 

体を動かす動作がうまくできなくなる

 

高齢者が認知症・転倒などによる骨折・打撲・脳梗塞などの後遺症による麻痺や神経系の病気を抱えている場合、体を動かすことがうまくできないようになります。

 

栄養が取れていない

高齢になり、食事量が減ってくると、体を維持するための栄養が取れなくなります。そのため体重の減少、筋力の低下、抵抗力の低下、むくみなどの症状が起こるようになります。

適切な運動と食事で体の機能を維持することが高齢者の心身の健康を長く維持するために有効です。

 

周囲の環境が整っていない

床から立ち上がるのがうまくできないのは「体を支える」ものが周りにないからかもしれません。

床に座った状態で立ちあがろうとすると、重心を前に持ってくるか、一度横向きになって星座のような状態になってそこから自分の体を立たせるために支えがないと立ち上がることはできません。

 

低めのテーブルや椅子、杖などなるべく体重を預けても動かないようなもので支えになるようなものを身の回りに置くことで楽に立ち上がれるようになることもあります。

 

 

床からの立ち上がりを楽に行う方法は?

まずは足を伸ばした状態から、左右どちらでもいいので手を楽につけることのできる方へ両手をついていきます。

 

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両手がつけたらゆっくりよつばいになりましょう。

 

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片足をしっかり地面につけてから

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両足で立ちます。

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これでもちょっと立ち上がりにくいと感じる時は、テーブルやソファーなどを支えにして立ち上がると楽です。

この立ち上がり動作は腰痛予防にもなるので、立ち上がる時、腰の痛みを感じる方におすすめです。

 

立ち上がりがどうしても難しい場合は『立ち上がり手すり』を利用しよう。

ちょっと立ち上がりが難しいくらいなら家具を支えに立ち上がることもできます。高齢者が転倒する場所で圧倒的に多いのが『リビング』だということからも、やはりしっかりとした手すりがある方が安心だと言えます。

 

立ち上がり手すりを選ぶ場合は

 

・両手で握れるもの

・床への設置面がなるべく大きいもの

・高さの合っているもの

・素材

 

などに注意するといいでしょう。要介護認定を受けると介護用品を1割程度の負担でレンタルできるようになります

 

もっと立ち上がりが楽になる方法はないの?

トイレが近い高齢者の方など頻繁に立ち上がりたいのにさっと立ち上がることが難しい・・・。そんな時には『起立補助座椅子』を使われてみてはどうでしょうか?

 

畳・床に座った状態からの立ち上がりは時間がかかったり、高齢になるとできなくなってくるものです。とはいっても、生活スペースが畳しかない場合もあるのではないでしょうか?

 

そこで、和室にも合う『座椅子』しかも立ち上がりを補助してくれる座椅子を使うことでだいぶ楽になるのではないでしょうか?

 

電動座椅子には介護保険は適用されないので、自費での購入になりますが、ケアマネ時代、結構な確率で使っている方がいました。やはりとても楽なんだそうです。私も実際使わせてもらったこともあります。ほんとに楽なんですよ!

 

起立補助座椅子には『電動』と『非・電動』タイプがあります。

 

電動タイプはやや高額になりますが、その分作りもしっかりしていて安定性は抜群です!

また、座椅子としても、椅子としても使えるタイプもあって、ちょっと高くても長く使えて、今の「座する」生活スタイルを変えなくてもいいのは高齢者の方には嬉しいですね。

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非・電動タイプは電動タイプと比べると値段は1/3以下のものが多いと言えます。電動座椅子と比べるとインテリアとして取り入れやすそうなデザインのものが多くあります。

電動タイプはどうしても「介護用品感」がありますが、非・電動タイプの起立補助座椅子はプライドの高い高齢者の方にも受け入れやすいのでは?と思います。

 

 

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こういった介護用品を取り入れることに抵抗感のある高齢者は少なくありません。なのでデザインはとっても重要です!

もちろん使い勝手が一番大切なのですが、お友達が自宅に来たときに介護用品みたいなものがあるのをみられたくないと思う高齢者は少なくありません。

 

こだわりがある方・まだなんとか自力で立てる方には非・電動タイプの座椅子がいいかもしれませんね!

 

電動座椅子は残念ながら介護保険でのレンタルはできません。購入してお使いいただくことになります。

 

まとめ

立ち上がりを楽にする手すりと起立補助座椅子をご紹介しました。

床・畳に座る生活は下半身の筋力維持にはもってこい!な生活スタイルである反面、骨折などの疾患後にはつらい生活スタイルに変わることもあります。

 

基本、介護は年齢が上がるほど大変になります。立ち上がりも年齢が上がるほど大変になることが多いと言えます。

 

1日のうちに何度も多々t離座ったりする動作はすると思います。立ち座りがサッとできるのとできないのとではやはり生活の楽さは全然違ってきてしまいます。

 

手すりなどの介護用品は要介護認定を受けることで長期間レンタルできるものもあるので、必要かな?と思ったら、自費で購入せず、まずは介護認定を受けた上でレンタルする方がお得になります。

 

そのことをふまえた上で、快適に生活してもらえるよう、サポートの意味も込めて利用してみてくださいね。

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