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いいかげん一人っ子介護なんていやだ!しかも遠距離!と思った時におすすめの方法

一人っ子の介護、まずは介護サービスが受けられるように届出しよう

介護は急に始まるものですが、まずは一人でなんとかしようとしないことが大切です。特に、一人っ子の方や遠距離の方で介護が必要な場合にはまず介護保険の申請をすることをお勧めします。

介護保険を申請し、要介護認定を受けることができると、介護サービスを利用することができるようになります。介護サービスには大きく2種類あり、居宅サービスを施設系サービスとに分けられます。

施設系サービスには主に通所・短期入所・入所系サービスがあり、居宅系と通所・短期入所の複合型である小規模多機能型と言われる介護サービスと地域密着型の小規模な介護サービスもあります。

とうとう一人っ子、遠距離介護に限界が来てしまったあなたへ介護を始めた時陥りやすいパターン・介護サービスの種類などについてお伝えしていきます。

 

 

居宅系サービス

 

・訪問介護

・訪問リハビリ

・訪問入浴

・訪問看護

 

 

通所系サービス

 

・通所介護(デイサービス)

・通所リハビリ

・地域密着型通所介護

・療養型通所介護

・認知症対応型通所介護

 

 

短期入所(宿泊)サービス

 

・短期入所生活介護(ショートステイ)

・短期入所療養介護

 

 

 

入所系(施設介護)サービス

 

・介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)

・介護老人保健施設

・介護療養型保険施設

・特定施設入所者生活介護

・介護医療院

 

 

居宅系と通所・短期入所の複合型サービス

 

・小規模対応型居宅介護

・看護小規模多機能型居宅介護

 

 

地域密着型サービス

 

・認知症対応型小規模生活介護

・地域密着型介護老人保健施設入所者生活介護

・地域密着型特定施設入所者生活介護

 

居宅介護・施設介護ともに利用する場合には介護認定を受ける必要があり、介護度・所得・家族の有無などの条件によって利用できるサービスが決まってくるのでまずは介護認定を受けることになると思います。

介護保険サービスの利用については制度が大変複雑で決まりが多く、スムーズに介護保険を利用するためにケアマネージャーを利用するといいと思います。介護認定を受ける過程でケアマネージャーと繋がることができるので、ケアマネージャーに介護にまつわるさまざまな相談をすることができます。

 

ケアマネージャーを通じて介護保険制度とつながっておくと複数の事業所の専門家と連携することができるので、一人っ子で介護をしている心理的な負担が減ると思います。

遠距離介護で遭遇するパターン3つ。違いは介護負担

 

一人っ子で介護する場合は介護負担が大きくなりがちです。加えて遠距離だと金銭負担も大きくなって来ます。一人っ子だけでなく介護をする場合には家族のいくつかのパターンがありそれによって利用できるサービス、介護負担が変わってきます。ここでは3つのパターンで問題になりやすいことをお伝えしますね!

 

両親が存命で母もしくは父に介護が必要な場合

両親が存命でどちらか一方が介護の必要な状態になった場合、一人っ子であっても介護負担はやや軽いものとなります。いわゆる老老介護の状態になるわけですが自宅に介護できる方がいる場合は

別居している家族の介護負担は大きくならない傾向があります。

 

老老介護の問題点として挙げられるのが、『介護する側の高齢化』と『介護される側の介護度の悪化』があると思います。

介護する側の高齢化により、時には両親二人ともに介護が必要になることも珍しくありません。一人っ子が両親二人を介護するのは介護度にもよりますがかなりの重量動になるので、家族だけで介護をするのではなく介護サービスを利用したり、相談しておくと備えることができると思います。

 

介護される側の介護度の悪化により介護自体が重労働化していきます。特に身体介護を家族が担わなくてはならない場合、体格差があればあるほど介護する側に腰痛などの関節痛などの症状が現れたり、ひどくなる場合もあります。介護する側に持病がある場合、自分自身の病院受診などが難しくW介護状態になることも少なくないので両親どちらも無理をしていないか時々確認したほうがいいでしょう

同居家族がいる場合訪問系のサービスは利用できないので注意が必要です。

両親が存命で両方ともに介護が必要な場合

 

両親が共に要介護状態になった場合、問題になってくるのが介護度と認知症状の有無だと思います。

両親が共に要介護度になっても、お互いに自立度が高い場合はそう介護負担もありませんし、訪問系の介護サービスも利用できるようになるので、両親の介護サービスを交互に利用することで毎日、自宅に見守りの目が届くようにサービスを組むこともできます。

通所系サービスと訪問系サービスをうまく組み合わせながら在宅で長く暮らすことも絶対に無理というわけではないので身体状態に合わせてサービスを利用するといいと思います。

 

両親のうちどちらかが亡くなっており一人暮らしで介護が必要な場合

 

この場合も本人の介護度・自立度がどのくらいかによって介護負担が変わってきます。

介護の基本は自立した生活を送ることです。一人暮らしが必ずしも悪いわけではないので親がある程度元気であれば問題ないこともあります。

重度の認知症がある方でも、自宅なら穏やかに過ごせるパターンもありますし、住宅改修をすることで、長く自宅で生活できた方もたくさんいらっしゃいますが、歩行が不安定で常に転倒の危険性があったり、認知症状の進行で生活そのものが成り立たなくなって来たりした場合、施設入所の検討を真っ先にするのがこのパターンかもしれません。

 

 

ひとりっ子・遠距離介護はひとりではできない。自立度、介護度に合わせてあなたのペースで取り組んでいこう

ひと口に介護といっても介護される側の介護度や認知症の有無、持病の有無・所得などに違いがありみなさん状況は違ってきます。

認知症があっても、自宅で何年もデイサービスを使いながら遠距離介護を続ける方、両親ともに要支援、要介護状態になっても介護サービスをうまく利用しながら穏やかに暮らされる方。

本当に色々なケースがあり、それぞれ抱えている条件も違うので、介護する上で一概にこれがいいということは言えないのですが、

 

一つ言えることは早い段階で要介護認定を受けること。その上であなたのペースで介護に取り組むことが重要かもしれません。

介護は始まったばかりの頃が一番大変です時間が経つごとに少しずつ介護することに慣れてくるのでまずはできることから始めていきましょう。

 

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