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【50代の介護】 高齢者介護は地獄?

 

高齢化が進む日本において、高齢者介護の問題は大きな社会問題の一つとなっています。特に日本が高齢化社会ではとどまらず超高齢化社会となって早くも30年近くが経とうとしています。超高齢化社会では介護者も高齢者になっているため、高齢者介護は二重の意味で「高齢者」の介護であると言えます。では、高齢者介護にはどんな問題があるのでしょうか。

高齢者介護の問題点は?

一つ目の問題は老老介護と呼ばれる問題です

 

老老介護とは、文字通り老人による老人の介護のことを指す言葉で、定義では「65歳以上の高齢者が65歳以上の高齢者を介護すること」となっています。介護には多大の体力や気力が求められるので介護をする側が30代や40代でも大変厳しく感じるものですが、まして介護をする側も高齢者となればその苦労は想像を超えるものになりかねません。地獄のような日々だと感じてしまう人も少なくないようです。

 

二つ目は認認介護という問題があります。

 

認認介護とは、介護を受ける側も介護をする側も、その双方に認知症が発症してしまう状況です。このことは老老介護によく見られる問題で、通常の介護の大変さに加えて事故や危険が増してしまうため大きな社会問題となっています。

 

このような問題を避けるためにどんなことができるのでしょうか。

 

高齢者介護の問題点・早期発見が大切な理由

 

まず心がけておくべきことは病院に行くタイミングを逸しないようにすることです。老老介護に認認介護が重なると、事態は悪化して地獄のような状態になってしまうことがあります。認知症の診断は難しいので、早めに専門家にしっかりと診てもらうことが重要です。早く病気を発見することができれば、治療によって認知症の症状を遅らせることができるかもしれません。いずれにせよ全てのことが後手となって自体がかなり悪化してから病院に行くのではなく、健康である程度動けるうちに手を打っておくことは大切です。各自治体には相談窓口なども設けてあるので、早めに相談しておくこともできるかもしれません。

 

介護施設に入所する際の問題点は?

 

介護問題を包括的に解決するには介護施設に頼ればいいのでしょうか。一概にそうとは言えません。

まず、最も大切なこととして介護は家族の責任です。介護を受ける高齢者にも人権があります。当然、介護に関しても希望や要望があり、できる限りそれをかなえてあげたいと思うのが家族として当然の心情かもしれません。しかし、家族によって事情は異なります。いろいろな理由ゆえに希望をかなえてあげることができないこともありますし、そもそも全ての家族が仲良く円満に生活しているわけでもありません。介護施設への入居の是非をめぐってトラブルになることも多く見られます。

 

また、介護施設に入所してもらうことにしても費用や場所をどうするのか、デイサービスにするのかどうかなど、付随して決めなければならないこともたくさんあります。そのため介護施設を活用すれば問題が解決されると考えるのは安易な考え方であると言えるでしょう。現実はそんなに甘くはありません。

 

介護施設の数に限りがあることも社会問題の一つとなっています。施設に入所したくても空きが無いために入所できない、いわゆる介護難民と呼ばれる高齢者がたくさん存在しているのです。この問題が起こってしまうのは、介護を必要とする高齢者が増加していることと、介護施設で働ける労働者が減少していることがダブルで影響しています。介護職の離職率も高く、介護施設では慢性的な人手不足の状態になっています。介護職の多くは賃金が安いうえ労働環境は悪く、体を酷使しなければなりません。高齢者が相手なので精神的にもかなりきつく、長く続けるのが難しい仕事だと感じて若くして辞めてしまう人が多いのが現状です。

 

 

介護難民問題を避けるためにも事前から良い準備をしておくことが重要です。介護が必要になってから動くのではなく、ある程度の高齢になってきた時点で介護の必要が生じた時のことを家族で話し合っておくことは大切です。自宅で介護できるのか、それとも施設やデイサービスを利用するのかといった根本的なことも含め、自治体の助成制度や介護施設の下見などをしておくとさらに良いでしょう。

 

介護に関わる問題はたくさんあります。しかし、最も大きな問題と言えるのは介護負担による疲弊です。これは介護する側が家族であればなおさら大きな問題となることがあります。

 

介護は身体的な負担のかなり大きな仕事になります。要介護者が動けないならなおさら、入浴介護や外出時の介助など、体を酷使する場面がたくさんあります。そのため、腰痛など身体に大きなダメージを負ってしまう人も少なくないようです。痛めた体で高齢者介護をするのは、まさに地獄で生活しているようだと言えるかもしれません。毎日24時間、痛い身体に鞭打って働かなければならず、休むことも許されない日々が続きます。

 

加えて、経済的な負担もあります。介護施設に入所してもらうにしても、多大の費用がかかります。自宅介護をする場合には、そのために仕事を辞めたり、変えたりしなければならないかもしれません。収入が不安定な状況で、いつまで介護が続くのかわからない状況はストレスになるでしょう。また、介護のために離職した場合、介護が終わっても復職できるかどうかも定かではありません。貯金を使い果たしてしまった場合、将来への蓄えも収入も無く経済的な苦境に立たされることがあるかもしれません。

 

そしてそのような状況は精神的な負担を大きくします。家族が要介護者になること自体大きなストレスになるのに、身体的な問題や経済的な不安があるとストレスはさらに大きくなるでしょう。悩みを相談できる人もいないため、ストレスを溜め込んで状況が悪化するケースもあります。

 

まとめ

 

高齢者介護は超高齢化社会の日本では多くの人が避けて通れない道となりそうです。元気で比較的若いうちからしっかりと準備をしておくことが大切です。それには共に働くパートナーを見つけることや、その他にも相談できる信頼できる友人を持つことも含まれます。しっかりと備えができていれば、大変な仕事ではありますが介護の問題にも前向きに向き合っていけるでしょう。しかし、きちんとした備えが無ければ介護生活は地獄のようなものとなってしまうかもしれません。

 

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